星空保護区とは


日本初の「星空保護区」認定

沖縄県・八重山諸島に位置する西表石垣国立公園が日本初の「星空保護区」に認定されました。
アジア全体で2番目、世界では59番目の「ダークスカイ・パーク」となります(星空保護区全体では96番目)。ランクはSilver tier です。

星空保護区とは、世界中の暗い夜空環境と美しい星空を保護するためにつくられた国際的な認定制度です。これまで、世界の美しい星空を有する地域95カ所が認定されていましたが、今回の認定は日本初の快挙となります。

実際に専門家による夜空の暗さの調査で、基準(20.00mag/arcsec²以上)を大きく上回る21.62〜21.99mag/arcsec²の測定結果が得られ、八重山諸島の星空は世界トップレベルであることがわかりました。

この非常に優れた星空環境を保護していくため、石垣市から委託を受けた星空ツーリズム株式会社(代表上野貴弘)が調査・申請業務を行い、2017年7月、石垣市と竹富町が西表石垣国立公園陸域内(40,653ha)を「ダークスカイ・パーク」として国際ダークスカイ協会(IDA、米国アリゾナ州)に申請しました。

星空保護区の審査過程において、公園内の屋外照明の改修(上方に光が漏れないようにする等)の計画について議論となりましたが、最終的に公園内のすべての屋外照明を5年以内に改修する方針が決定し、今回は暫定認定となりました。今後の屋外照明の改修という課題はありますが、現状において八重山諸島の星空が世界基準で認められた形となります。

日本初の「星空保護区」八重山諸島で、世界屈指の美しい星空を是非体感してください。

星空保護区内で撮影された星空

黒島

波照間島

石垣島北部

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星空ツーリズム社オフィシャルツアー