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富士山ライトアップ計画について


3月18日に、中日新聞にて富士山ライトアップ計画の報道がありました。
LEDで富士山ライトアップ 20年実現へ:静岡:中日新聞
 
先週、石垣島で国際ダークスカイ協会東京支部(IDA東京)による光害の講演会が行われたばかりだったので、このニュースを見たときは驚きました。これぞ「史上最大のザ・光害」という感じです。
 
光害の講演会では、八重山の星空・夜の自然環境を守っていく為に、光害がもたらす自然や身体に対する影響、夜の屋外照明の在り方について学ぶことができました。
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八重山諸島は、多様な生物がいる豊かな自然を有しますが、それは富士山も同じです。今回の報道では、直線距離で約二十キロ先まで照らせるという強力な照明を、富士山をぐるりと囲むように十地点に配置し、裾野から山頂付近をライトアップするという計画とのこと。石垣島をすっぽり覆う広さの富士山で、その悪影響は計り知れません。
石垣島と富士山
(同縮尺)
 
光害は、夜空の星の輝きを奪うだけでなく、野生動物の生態系を狂わし、農作物や植物への被害をもたらす他、人体への影響、夜間運転の光障害による事故誘引といった市民生活にも悪影響を及ぼします。また、とてつもないエネルギーの無駄遣いであることは言うまでもありません。
 
このような富士山ライトアップ計画が中止されることを強く望みます。
 
このニュースが流れて以降、ネットを中心に反対意見がかなり広がっているようです。とてつもない規模の光害もありますが、やはり、日本人が古くから大切にしてきた霊峰を「汚される嫌悪感」もあるのだと思います。文化的にも芸術的にも、センスと品の無い愚行と言わざるを得ません。2020年にもなって、こんなことやったら「知性なき日本」を世界に晒すことになるでしょう。
 
 
 
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