2014年12月22日は蘇りの日「朔旦冬至」

2014.12.07 /  2020.02.04

昨日は今年最後の満月を迎え、本日12月7日は二十四節気の大雪(たいせつ)です。
 
そして次の節気、12月22日の冬至は、いよいよ19年に一度の「朔旦冬至(さくたんとうじ)」が巡ってきます。
 
二見浦日の出
 
 

朔旦冬至とは

朔旦冬至とは、冬至と新月が重なる、つまり「太陽の復活」と「月の復活」が重なる蘇りの日。19年に一度(正確には19年7ヶ月に一度)しか訪れない、暦の上で大変重要な節目となります。
 
まず冬至とはご存知の通り、一年で最も昼が短い日。この日を境に陽がまた長くなっていきます。つまり、冬至は極限まで弱まった太陽が復活することを意味します。そして新月もまた月のはじまり=復活を意味します。「朔」は新月(New Moon)、「旦」は始まりです。
 
朔旦冬至は、太陽と月が同時に蘇る、大変“おめでたい”特別な日(瞬間)なのです。
 
 

朔旦冬至は古代日本の国家行事

持統天皇は、この19年7ヶ月に一度の“蘇りの象徴”とされる「朔旦冬至」に、国家の弥栄を願い盛大な祝宴を催したと言われています。伊勢神宮の第1回式年遷宮(690年)が行われたのも持統天皇の時代ですが、式年遷宮が20年に一度行われるきっかけとなったのではないかと言われる「朔旦冬至説」もあります。
 
昨年の式年遷宮では、正宮が東から西に遷御しました。実は、西側(向かって左)にある時は経済的に景気が良くなると言われています。確かにその前の式年遷宮の時にバブル崩壊が起こり、その後の長引く不況は「失われた20年」と呼ばれています。
 
この朔旦冬至を機に、日本経済が上向くことが期待されますね。
 
ちなみに、ちょうど衆議院解散総選挙が行われますが、今回の選挙は必ず投票に行くべきだと思います。歴史的に時代が変わるとき、その社会的な事象に関わるということはその時代を動かす一人になるということです。関わらなかった人は、これから来る波に乗っていけないのではないでしょうか。
 
 

朔旦冬至のすすめ

朔旦冬至の12月22日は、土日と天皇誕生日に挟まれた平日。せっかくだからこの日は休みを取って4連休にして、家族と一緒にお祝いをするのはいかがでしょうか。19年に一度の特別な日、しかも大安です。
 
神社にお参りして、カボチャを食べて、ゆず湯に入る。あと「ん」のつく食べ物を食べて「運」を呼び込む風習もあります。かぼちゃは漢字で書くと南瓜(なんきん)。あと、れんこん、にんじん、ぎんなん、きんかん、かんてん、うんどん(うどん)と合わせて、冬至の七種(ななくさ)と呼ばれています。「いろはにほへと」の47音が「ん」で終わるので「ん」は物事の節目、一陽来復を願う意味もあります。
 
日本が蘇る日、朔旦冬至を是非お祝いしましょう。
 
 
 
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