台風9号と立秋

2019.08.08 /  2020.02.04

台風9号接近により、本日の星空浴ツアーは中止となります。
明日(9日)以降は、台風の経過を見てまた判断させて頂きます。
 
さて、今日は「立秋」です。
 
お天気のニュースでアナウンサーがよく「暦の上では秋ですが、まだまだ暑い日が続きます」と言うのを聞いたことがあると思います。
 
この違和感は約1,000年前の平安貴族も感じていたようです。
 
秋来ぬと目にはさやかに見えねども風の音にぞおどろかれぬる
 
古今和歌集に収録されている藤原敏行のこの歌は「立秋」に詠まれたものです。
 
「秋来ぬと目にはさやかに見えねども」の部分からは、立秋といってもまだまだ暑いと思っていた様子がわかります。
 
平安貴族も現代人も同じように季節のズレの違和感を感じていたということですね。
 
なぜ「暦の上の季節」と「実際の季節」にズレを感じるのか。
その理由は、気温の変化が太陽より少し遅れるためです。特に日本は海に囲まれ、熱容量の大きい海水は熱しにくく冷めにくなるので、その季節のズレに違和感を覚えるのだと思います。
 
先ほどの藤原敏行の歌に戻りますが、暦の上の立秋に違和感を覚えながらも、後半の「風の音にぞおどろかれぬ」の部分では、風の音の中にかすかに秋の気配を感じていることわかります。
 
台風9号が迫る今日の石垣島の風の音は、轟音なんですが・・・
 
 
 
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